※順不同
文字を書くときの筆の動かし方。筆づかい。
やや乾いた筆を紙に擦り付けるようにして字を書くこと。
書の重要な表現技法のひとつ。かすれ筆ともいう。
渇筆を用いることで文字に濃淡が生まれ、より躍動感溢れる表現が可能となる。
⇔潤筆(じゅんぴつ)
筆にたっぷり墨を含ませて文字を書くこと。
または、墨をにじませるように書くこと。
一般的には、潤筆とは筆で書や絵を書くこと全般を指すが、書道では渇筆の対義語と位置付けられている。
⇔渇筆(かっぴつ)
筆画ともいう。漢字の字体の最小構成要素。
文字を構成する線や点の総称。
筆を紙につけて点画を描き始めること。
順筆・逆筆・側筆、倒筆などがある。
起筆から収筆までの筆づかい。
終筆ともいう。点画の終わり。 起筆の反対語。
文字を書く際の並べ方やバランス、文字の大小など、文字の配置。
文字を書いている途中で筆に新たに墨を含ませて書き継ぐこと。
かな書道の技法のひとつ。
文字を飛び飛びに書いたり行の位置をずらしたりしながら文字を散らすように書く、日本独特の書風。
文字を続けて書くこと。続け字。
続け書きされた文字のことを連綿体と呼ぶ。
ただ続ければよいというわけではなく、美しさが重視される。
⇔放ち書き
文字を続けず離して書くこと。その技法。
時に、幼い書き方のことを表す場合もある。
下書きなどをきれいに書き直すこと。
手本を見ながら書くこと。手本を見ながら書いた書のこと。
手本を見ながら、その字配りや字形、筆づかいなどを真似て練習すること。
「永」という字に、書の技法8種が全て含まれるということを表した言葉。
8種の名称は以下のとおり。
①側(ソク、点)
②勒(ロク、横画)
③努(ド、縦画)
④趯(テキ、はね)
⑤策(サク、右上がりの横画)
⑥掠(リャク、左はらい)
⑦啄(タク、短い左はらい)
⑧磔(タク、右はらい)
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